ワレ、ブレルナ、カレ

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暫しの別れだ、また会おう

親友が天国へ旅立って行った
その訃報を知らされたのは、4月5日
ライブに出演するために向かっていた渋谷に着いた時だった
早朝、容態が急変してだめだったよと友人は伝えてくれた
力が抜けてしまった
悲しくてたまらなかった
その日のステージでは、彼の事が頭をよぎりながらのライブだった
今思えば、不思議と楽しく歌ったり、しゃべったり出来たのは
あいつ、見に来てくれたのかもしれないな...

週明けの通夜と告別式は、彼の無念を表すかのような
激しい雨と風の中、執り行われた
彼を慕う多くの友人が皆、泣いていた
もうこれで最後なのかと思うと悲しくて悲しくて
俺も涙が止まらなかった
本当に、良いやつだった
この数ヶ月間、入院した直後に見舞いに行った時から
かなりリスクの高い手術であると聞かされていた
だいぶやせてしまった彼を見て不安になったが
本人は、前向きにチャレンジすると気力も十分あった
手術=希望があることに感謝すると言っていた
何か出来る事はないかと思い、仲間たちに頼んで千羽鶴を折ってもらった
奥さんや子供たち、お母さんも折ってくれて千羽になった
病室に持って行ったとき彼はものすごく喜んでくれたよ
花は枯れてしまうから可愛そうだけど
これはいいなって
だからもう大丈夫だと励ましたのに、願いが叶わなかったのが残念で仕方がない

小学校5年生の時、転校生としてやって来た彼と友達になったのは
些細な子供のけんかがきっかけだった
下校途中に彼は俺のかぶっていた野球帽を取り上げ、畑に投げ込んだ
俺は、おまえが取って来いと家に帰ってしまった
数時間後、彼は家までその帽子を届け謝ってくれた
その時、あーこいつ良いやつだなって...本当にうれしかったんだ
それから友人としての付き合いは始まった
中学時代、友達4人とちょっと変わった塾に通った
軽いお仕置きあり、テストの順位で賞品ありの何とも楽しいものだった
あまり勉強をした覚えはないけど、暗い夜道を
話しをしながら自転車で帰るのが楽しかった事を覚えている
そのおかげで?同じ高校に行けた僕らは、原付バイクを手に入れ行動範囲を広げる
山や川、海が好きな僕らは、原付で江ノ島までツーリング
ちょうど今頃、まだ寒い飯能の川へパンツ一丁で浸かり
網で魚を捕獲(違法、怒られ撤退)したりもしたな
違う大学へ通うようになって、会う機会が減ったのだけど
たまに会うとヨット部での活躍話、恋の話しを聞かされながら呑んだりしたな
大学卒業後、努力して会計士の資格を取った彼とまた会う機会が増え
高校の仲間たちと旅をしたり、キャンプをしたり、バーベキュー大会、恒例の忘年会
いつしかそこに、ふられてもふられてもあきらめずにアタックして
そのハートを射止めた彼女(奥さん)も連れて来た彼の自慢げな顔が忘れられないな
俺たちはみんな奇跡だって笑ってたんだけどね
ここ数年は、なかなかみんな忙しくて大勢で会う事は減ったけど
彼の家族らとたまに遊びに行く事が増え、ホタルなんか見に行ったりしたな
本当に楽しかった
去年辺りからだいぶ調子が悪そうで心配していたんだが
こんな事になるなんて思いもしなかった
もっともっと遊びに行ったり話しをしたかったよ
彼は、俺の良き理解者だったから

手術の前々日、訪れた病室でがんばれよと
彼と握手をした
彼は強く握り返して来た
言葉はなかったけれど
彼の思いが伝わって来た
手術前日、彼とのメールのやり取り
交わした約束
俺は命が続く限り果たして行こうと思う

だからさ、心配いらないよ
まあゆっくりしてさ
好きな酒でも呑んでさ
見守っていてくださいな
いつかは俺もそちらに行く
その時まで
暫しの別れだ、また会おう
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by bureruna | 2008-04-13 21:27



すべてを君に     玉木大輔
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